アバルト 595 カーレビュー

レビュー対象

車種   :アバルト 595 コンペティツィオーネ 2017年式
車両情報 :右ハンドル ATモード付シーケンシャルトランスミッション
新車価格 :381万円
レビュー年 :2017年
レビュー距離:1km(スポーツ走行)
 

総評

総合評価:8点(10点中)
買い物など近場の日常的移動でも容易に使える利便性がありつつ、手足の様に操れ、走らせるではなく走っている楽しさを感じられる素晴らしい車だが、そういう使い方の車としては価格が少し高い。 
 

詳細レビュー

走行性能

〇加減速
加速はターボがかかるといいが、走り出しは加速が遅く、またターボラグもかなりある。またターボがかかった瞬間のショックが大きい。

〇旋回性
サスがかなり硬めなのもあり、重心の高さを感じさせず曲がれ、グリップ限界付近でも怖くない。また、グリップの限界が分かりやすく伝わってくるので限界ぎりぎりをうまく攻められる。スラロームなど横Gがかかる場面でもでも軽さを活かした軽快な走りができる。更に、コンパクトさとハンドルのレスポンスの良さも相まって、手足の様に車を扱え、走らせているというより走っているという気持ちになれる。

走りを楽しむ車でFFは勿体ないと思うが、それでも4輪全てをしっかり使った走りで非常に楽しい。

スポーツカーの様な地上高の低さや乗り降りにおける不便さ、アイポイントの低さが無いので、スーパーに行くなど日常使いも気軽にできる。しかし足とシートが固いので、遠出は少し苦労しそうである。 

〇駆動音
気持ちの良いエンジン音や排気音があまりせず、マフラーでの音量でカバーしている面がある。 

 

乗り心地

〇シート
シートはかなり硬いのに、サイドサポートの幅が広く少し緩い。

後席は使えない程でもないが、女性が乗るにしても少し窮屈そうである 

 

ユーティリティ

〇積載性
こんなに楽しい車で、トランクと呼べる物が存在しているうえに、後席を倒すとほぼフラットになるのも良い。

 

 デザイン性

フロントマスク下部をフィアット500に比べ垂直にしないで寝かせる事で、のべっとさせスポーティなカッコよさを出している。しかしヘッドランプの丸形は残すことで、かわいさを完全に消さないで、ボディスタイルとあったデザインにしているのが上手い。

 

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