ジャガー F-TYPE SVR Convertible カーレビュー

レビュー対象

車種   :ジャガー F-TYPE SVR Convertible
新車価格 :2040万円
レビュー年 :2018年
レビュー距離:10km
 

総評

総合評価:4点(10点中)

走りや乗り心地の面では長距離も可能なのに、遮音性と積載性では長距離に向かず、何用の車か分からない。走りについてはサーキットも十分こなせるので、近所での日常使い+サーキット(遠くてもOK)といったセカンドカー+αという活用になりそうである。いずれにせよセカンドカーの域を出ないなら、SVRはもっとサーキットにふって良いと思う。各々の性能が違う方向に向いている感はあるが、それぞれの性能はピカイチである。

 

詳細レビュー

走行性能

〇加減速
回転数によってあまり馬力が変化しないのか、リニアな加速度が味わえる。また、4駆なのもあり、べた踏みしても非常に安定した加速を味わえ、加速度もとてつもなく感じられる。 

〇旋回性
走りは俊敏で、足もしっかり固められているが、ごつごつ感はない。

〇駆動音
エンジンを高回転まで引っ張ったときのサウンドは、高い音でありつつ野太さが感じられる様な乾いた音で、非常に良い。バルブを開くとこれでもかというほどアフターファイアーが発せられるが、これはあまり芸術的ではなくうるささが目立つ。

 

乗り心地

〇振動
地上高もそこそこあり、ダイナミックモードにしてもジャガーらしい味付けのマイルドな乗り心地で、ステアリングレスポンスもそこまで機敏ではなく、サーキットというより長距離向けに感じた。

〇静粛性
ルーフを閉めても、エンジン音はいいとしても、車外の音も割と大きく聞こえる。

風の巻き込みは90km/h程でも気にならない。

  

ユーティリティ

〇積載性
2人乗りでトランクも小さい上にいびつな形で、最小限に抑えても2人が1泊する荷物程度しか入らない。また、シートの裏などにセカンドバックすら置くスペースが無い。 

 

デザイン性

エクステリア、インテリアデザイン共に、どこから見ても十分すぎる程によい。
インテリアデザインは、機能性を阻害する事も無く作られている。またボディー色と同じステッチを選択すると、ルーフ解放時に車内外で統一感が生まれ良い。

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