日産 エクストレイル カーレビュー

レビュー対象

車種   :日産 エクストレイル ST 2019年式
車両情報 :AWD、オーストラリア販売車
新車価格 :268万円
レビュー期間:2週間、2019年
レビュー距離:0.7万km(未舗装路含む)
 

総評

総合評価:6点(10点中)
強烈に惹かれる点も無いが、加速が遅いこととエアコンを止めても風が出てくることを除けば、そこまで不満に感じることは無く、未舗装路含め乗り味も十分であり、価格を踏まえると非常にお得である。
 

詳細レビュー

走行性能

〇加減速
加速は驚くほど悪い。

ブレーキのききはいまいちだが、それを差し引いても急ブレーキでノーズダイブをあまり起こさなくて良い。また、ブレーキの遊びが大きい。

〇旋回性
ファーストタッチとしては足がやわすぎるが、カーブでそこまでロールしない。となると、足がやわすぎるという印象は、特に下回りにおける剛性不足かも知れない。 

しかし、ESCの制御が素晴らしくダブルレーンチェンジを恐怖感を伝えることなく、俊敏にこなしてくれる。

〇駆動音
エンジン音に楽しさはないが、回転数をあげても耳障りにならない。

 

乗り心地

〇振動
赤土の未舗装路でも、ショックをしっかり吸収してくれるので、快適とはいわないが長距離でも辛くは無い。しかしオフロードも楽しく行けるといったレベルではない。

〇静粛性
ロードノイズはかなりうるさい。しかし2015年以前のモデルに同乗した時に、120km/h以上で急に生じたミラー付近からの風切り音は完全に改善されていた。
 

安全性

この価格でもしっかり 簡易的な自動ブレーキが付いている。

 

ユーティリティ

〇スイッチ・ナビ・オーディオ
音楽プレイヤーとのBluetooth接続が悪く、時間がかかる

クルコンの速度設定において、指定速度をあげるボタンを押してもなかなか反応しない。アクセルを踏んでる状態からのリスタートも下手で、かならず減速から始まる。 

〇積載性
トランクに入れていた小さい荷物が、走行中に振動や急ブレーキで後部座席の下の隙間に入ってしまう。
トランクの床下収納を隠し、フラットにする板を縦に設置して、パーテションとすることができてよい。

車中泊
フルフラットなり車中泊に適すかと思いきや、トランクをフラットにするパネルを四隅で支えていないため、体重が少しでもかかると、トランクの床下収納部にパネルが落ち込んでしまう。また、アンビエントライトの明るさが気になる。

〇その他
エアコンをオフにしても風が漏れ出てくる。

ドリンクホルダー位置にエアコンの吹き出し口があり、飲み物を冷やしたり温めるのに最適である。

 サンバイザーで横の窓からの太陽光を遮ろうと下ろすと、未舗装路では非常にがたがたする。フロントガラスからの太陽光を遮る際も、サンバイザーが斜めについており、地平線に対し斜めにカットされるため、太陽が沈んでいる時は視界を無駄に遮ることになる。

 

故障経験・整備性

〇故障
鍵が開かなかない時がある。 

〇整備性
ジャッキは、縮めた状態からやや伸ばす事で車に固定されている。しかし、ジャッキ入れの開口部が狭く、ジャッキの油が固着してると、ジャッキを縮めるねじのつまみをテコで回せないので、取り出すのが非常に困難である。

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