結論
結論:「なぜEVが環境破壊なのか」
EVは、原料調達、製造、廃棄時にHVやGVの数倍のCO2を排出するため、
年間1万km程度の走行を想定しHVと比較すると、
製品寿命も加味したトータルC02排出量が多くなる
結論:「環境に負荷を与えない様にするにはどうすればいいか」
様々な環境で、様々な人が、様々な用途で使う物において、
全てを満足する万能な物は無い。
GVもHVもPHVもSHVもEVもFCVも、各人で適切に使い分ける必要がある。
車の基礎
GV(ガソリン車)の原動機の主な部品に使われている主な材料
エンジン :アルミ
燃料タンク:単一樹脂
配管 :単一樹脂
EV(電気自動車)の原動機の主な部品に使われている主な材料
モータ :ネオジム磁石、銅、アルミ
バッテリ:コバルト酸Li、マンガン酸Li、電解液、黒鉛、銅
配線 :銅、塩ビ
製品寿命
GV :20年20万km
MHV:20年20万km(小容量バッテリのため積み替えがペイする)
HV :20年20万km(劣化を見越し余裕を持ったバッテリを搭載)
EV :15年10万km(航続距離に影響するためHVの様に使い続けられない)
理由
LCA(ライフサイクルアセスメント)
LCAとは、製品等に対し、その原料の調達から製造、使用、廃棄までの
環境負荷(CO2排出量等)の度合いを、時には製品寿命も加味し評価する方法
同価格帯の軽のGV同士であれば、
材料調達/製造/廃棄時のCO2排出量は同じと言えるので、
使用時のCO2排出量(燃費)で比較し、どちらが環境に良いか判断できる。
しかし全く異なる材料/異なる製造のGVとEVを
使用時のCO2排出量で比較するのはナンセンスであり、LCAで議論する必要がある。
使用時のCO2排出量は、ガソリンの燃焼/火力発電所での石油の燃焼を加味しており、
石油の採掘時や発電所の建設/解体時に排出するCO2は加味していない。
調達/製造から廃棄に、製品寿命も加え、
20年20万kmの移動で排出するトータルCO2を比較する
GVとEVは、経年劣化により燃費の低下と部品の交換が要求される事も加味し、
10~20万Kmの使用時のCO2排出量が0~10万kmの時に比べて高くなっている。
・原料調達
庭の地下4mの所に2000円が埋まっている事が分かっても掘る人はいない。
スコップの購入と5時間くらいかかる作業を考えると割に合わないからだ。
しかし5万円が埋まっているとわかれば、
スコップに加え、つるはし⛏が必用だとしても掘るだろう。
即ち価値ある物は、それだけ多くのCO2を排出してでも産出される。
ロンドン金属取引所での100kg当たりの価格
アルミ :2000円
コバルト:5万円
・製造
EVは、多くの材料を組み合わせている分、
それも銅の周りに絶縁体となる塩ビで被覆するなど
手でもできるような簡単な組み立てではないため、
製造時にも多くのCO2が排出される。
・使用
日本は原発依存度が低くいため、EVも使用により多くのCO2を排出する。
太陽光発電や風力発電で100%賄えば、0になるかというとそうでもない。
GVとEVのLCAと同様に、太陽光発電所と火力発電所でもLCAを考える必要がある。
・廃棄
GVのリサイクル率は99%であり、車が1000kgとすると、
焼却/埋め立て処分される量は10kgとなる。
EVはレアメタルなどお金をかけてでも、回収したい部材が使われているので、
10年後の技術進化も加味し、ほぼGVと同じリサイクル率が達成できるとする。
しかしEVはGVの1.5倍ほど重いので、同じリサイクル率でもゴミの量は多くなる。
加えてGVは構造的に分解し分別できるのに対し、
EVは分解/分別に化学的処理が必用であるため、
リサイクル時に排出するCO2は高くなる。
各人による使い分け下記編集中
全てを満足する万能な物が無い
オンロードでの乗り心地が100点中99点の車
レクサスLS/トヨタセンチュリー/ロールスロイスファントム
オンロードでの運動性能が100点中99点の車
マクラーレンP1/マクラーレン600LT/ホンダNSX/ロータス3-Eleven/ポルシェ911
オンロードでの乗り心地と運動性能が99点の車:無し
オンロードでの乗り心地の良さだけを見ても、人種ごとに腸の長さが異なり、振動に対しどの周波数や振幅で不快に感じるかが異なり、各人で体脂肪率や密度(体重/容積)で人間の共振周波数も異なるので、全ての人が最も乗り心地が良いと選ぶ車も存在しない。
乗り心地と運動性能という異なる次元で相反している物に両立解は無い。
GV(ガソリン車)とEV(電気自動車)の様に、化学エネルギー(石油)を運動エネルギー(駆動力)に帰るを生み出すシステムと、電気エネルギをに
GVのメリット
MHVのメリットデメリット
HVのメリットデメリット
PHV(プラグインHV)のメリットデメリット
SHV(シリーズ式HV)のメリットデメリット
EV(電気自動車)のメリットデメリット
FCV(燃料電池自動車)による環境破壊
各国の目的
日本の国益
欧州の国益
中国の国益
米国の国益