日産リーフ カーレビュー

レビュー対象

車種   :日産リーフ
新車価格 :377万円(助成金差し引き価格)
レビュー期間:2日、2018年
レビュー距離:80km 

 

総評

総合評価:7点(10点中)

操安性能はいいが、初期費用から燃料代低減分を差し引いても、費用等総合的にアクアに劣るのは間違いない。但し、往復60km程度を車通勤している人はペイできるだろう。つまり、使用環境がシビアに効いてくるので万人受けはないが、この価格帯、航続距離を考えると人によっては非常に重宝すると思われる。EVと先進装備はマッチしていいが、パイロットアシストやワンペダルはもう少し玉成が必用である。 

 

詳細レビュー

走行性能

〇加減速
0-10km/h加速はEVなだけあって圧倒的に良く、0-100km/hも7秒後半と十分すぎる加速性能がある。

ブレーキは故障しているのかと思うほど重い。
ワンペダルを、一定速度で走行中にオンにすると減速するので、アクセルを踏んでいるときも回生させているようだ。これにより、アクセルオフから制動までのラグを無くそうとしているのだろうが、そうなると回生による発電ロスが気になる。また、ワンペダルをオンにしてるか否かで全く別の車と思ってアクセルワークに差を設けなくてはならず気を使う。35km/h以下では慣性力が不十分なためか、そこそこ急ブレーキになるため乗り心地の面ではかなり悪い。アクセルを少しずつ緩めて調整はできるが、それではブレーキを踏んでるのと同じで、ワンペダルのメリットが薄れてしまう。

〇旋回性
重心の低さからか、ずっしりした安定した走り味になっている。また、剛性も十分にある。
ステアリングレスポンスはかなり良い。

 〇駆動音
モーター音を楽しむような加工はないが、静粛性ではピカイチである。

 

乗り心地

〇振動
路面の凹凸はフィットレベルに、ダイレクトに伝えすぎているので、この価格帯(13年17万km使用時の車代と維持費の合計額でノート+60万円)ならもう少しいなす努力があってもいい。

〇静粛性
エンジン音がない分、荒れた路面や濡れた路面でのノイズやが少し目立ってしまっている。

 

安全性

パイロットアシストの低速走行は、ステアリングを大きくきらなくても対処できるところでも大きくきるので不安になる事がある。
速度抑制のペイントがあるところや少し急なカーブなどでは、警告がなされた途端にレーンキープが切れるので、場所によって使い分けが必用である。しかし、車線の剥げや薄さには問題なく反応する。レーンキープがなかなか始まらない事が、ペイントやカーブの具合によらず多々あり、レーンキープが始まったかどうかに気をとられて危ない。
ワイパーを最速に動かすと、ACCも含めて使えなくなるが、車線逸脱警告と自動ブレーキは機能している。
ACCはまれにかっくんブレーキになる事があるが、基本的に良くできている。

パークアシストパイロットは少し時間がかかるが、駐車が苦手な人には十分に有用な機能となりうるレベルだった。

 

ユーティリティ

〇スイッチ・ナビ・オーディオ
エアコンのスイッチを入れるとき、オンオフのスイッチだけでなく、オートボタンでもオンとなるのは賢い。

〇積載性
全長はノートより十分に長く、ホイールベースも少し長いのに、室内長は短く、リア席に座ると明らかに狭いのが分かる。トランクスペースは十分に長いが、トランクスルーにしたときの段差が大きく気になる。
狭いスペースでも、リアのドアポケットにペットボトルが入るようにうまくえぐられている。

 

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世界一安全なボルボ「試験結果、予防安全、衝突安全、歴史、事故まとめ」

 簡易版を見たい方はこちらhttps://leisuresmartlife.hatenablog.com/entry/2020/05/23/111058

1.試験結果

世界で最も厳しい試験をしているのは、
・側面衝突と自動ブレーキで厳しい試験をしているEuro NCAP
・前面衝突で厳しい試験を行っているIIHS

〇Euro NCAP*1

Euro NCAPは、下記4項目についてそれぞれ100点満点で評価している。
・乗員の安全性
チャイルドシート使用者の安全性
・歩行者の安全性
・セーフティーアシスト性能

 

総合ランキング
361点 ボルボV40
356点 ボルボXC60、ボルボXC90
353点 オペルMokka
350点 フォードKuga
348点 VW Arteon
344点 ボルボS90、ボルボV90
343点 BMW 3シリーズ
342点 アウディA3ルノーClio、インフィニティQ30
341点 現代SantaFe、ボルボV60 PHV、スバルForester
340点 クオロス3 Sedan、ボルボV60
※現行車で全車340点(85%)以上を獲得しているのはボルボのみ

 

乗員の安全性における最高得点
98点:ボルボV40、ボルボXC60、アルファロメオジュリア
※現行車で全車90点以上を獲得しているのは、ボルボ(試験数6台)、アルファロメオ(試験数3台)、ジャガー(試験数2台)、マセラティ(試験数1台)、クロオス(試験数1台)のみ

 

チャイルドシート使用者の安全性
ボルボでは、ジュニアシートの代わりに備え付けのブースタークッションを使っており、横に振られる衝撃において不利に働いているため、特筆する程の差は無い。

 

セーフティーアシスト性能の最高得点(2016年まで)
100点:ボルボの全現行車、BMW 5シリーズ、オペルMokka、フォードKuga

セーフティーアシスト性能の最高得点(2017年以降)
95点:ボルボXC60
※セーフティアシスト性能試験において実施される自動ブレーキ試験において満点を得ているのはボルボのみ

 

〇IIHS(TSP+)

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 左:ボルボSUV、右:同サイズのSUV*2

IIHSは64km/hでフロントの25%をブロックに衝突させるスモールオーバーラップ(SO)という最も厳しい正面衝突試験をしている。これは、正面衝突の事故発生率はフロントの約40%が衝突する場合が最多だが、死亡率はフロントの約25%が衝突する場合が最多という、IIHSの調査結果より2011年にTSP+に導入された。

2011年のSO項目でドイツや日本の高級車も最低評価となるなか、最高評価を得たのはボルボ全車とMINIカントリーマン、アキュラTLだけである。

TSP+開始以来、衝突試験の全項目で全車最高評価を獲得しているのはボルボのみである。
(ヘッドライトの照射距離試験では全車最高評価を逃している)

ボルボは、自社の24h態勢の事故調査隊が同様の調査結果を80年代に出したため、警鐘を鳴らすとともに対策を施していた。

※正面衝突事故は、自動ブレーキの搭載によりブレーキが働いている中で衝突する場合が増しているため、衝突試験においてノーズダイブさせた状態で試験を行うべきである。

 

2.予防安全

〇自動ブレーキ*3

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スペック
対象物 :車、壁、歩行者、自転車、大型動物(世界初)
作動範囲:4~200km/h
回避可能速度(公表値):4~60km/h(歩行者は45km/h、自転車は50km/hまで)
回避可能速度(実測値):車と歩行者に対しては60km/h(試験上限速度)
その他機能:
・夜間も人や大型動物に反応
・車間が通常より狭まるとフロントガラスに警告灯が表示
・交差点で曲がる際の対向車(バイク含む)に反応
・60~140km/hで走行中にウィンカーを出さずに車線をはみ出し、対向車と衝突の危険が生じた場合、自動操舵により元の車線へ復帰
・ブレーキでは衝突が回避できない場合、素早く進路変更を行える様に、ドライバーによるステアリングでの回避行動をアシスト
・ドライバーが意識を失った場合に備え、パーキングブレーキのボタンを走行中に押すと、4輪にブレーキがかかり緊急停止する
・駐車スペース等からバックで出る際に、レーダにより左右後方30m以内において接近してくる車や歩行者等の存在をドライバーに警告し、衝突の危険が高まるとブレーキが作動
・後続車が追突の可能性がある速度で接近するとハザードランプを高速点滅させ、追突の危険が更に高まるとシートベルトを締めつけ、走行していない場合はブレーキ制動を最大に維持し2次被害を抑制

※ミリ波の跳ね返りの違いから、2台前の車の走行状況も確認するべきである。
※セダンにおいて、三角標示板の反射部が一部でも見えるように、トランクドアの裏に付け、トランクを開けている時の後突リスクを下げるべきである。
※ドアの幅方向の部分にライトを付け、降車時に後ろから来る車に注意を促すべきである。ボルボは1974年にそれを搭載したのに勿体ない。またBLISを用い、ドアを開ける時に車が来ていたら警告が鳴るようにするべきである。
※駐車時など壁などを事前に検知し、出力を抑制するシステムを搭載すべきである。
※踏み間違い防止や注意喚起のため、欧州車でもバック時にバック音を出すようにすべきである。

検知方法
・76GHzミリ波レーダー(豪雪,豪雨,霧,逆光でも検知可能)2セット
検知距離:200m、40m
角度:20°、60°
・単眼カメラ
検知距離:好条件であれば200m以上
角度:58°

事故減少率
先進安全装置Ver.2(現在はVer.4)搭載のボルボ車は、非搭載車に比べ
事故率が69%減少、追突事故率が77%減少、対人事故率が59%減少(2009-2015)

アイサイトVer.2(現在はVer.4)搭載のスバル車は、非搭載車に比べ
事故率が61%減少、追突事故率が84%減少、対人事故率が49%減少(2010-2014年)

※慢心運転に繋がるとの理由で自動ブレーキを禁止していた日本の国交省を、ボルボは英国での事故減少率等から説得し、自動ブレーキを解禁させ日本初の自動ブレーキ搭載車となった
※自動ブレーキ全車標準装備(世界初)、レーンキープ等様々な先進装備の全車標準装備も世界初(しかし、ランフラットタイヤ(パンクしても走行できるタイヤ)とヘッドアップディスプレイはグレードによって差を設けていしまっている)

 

〇疲れ低減、アシスト機能*4

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BLIS(世界初)
車線変更時に他車と接触する可能性がある場合、ミラー内の警告灯が点灯する。また、速度差も測り急接近している車にも反応する。

他車と接触する可能性がある車線へ、ウィンカーを出したり、車線から逸脱しそうになったりすると警告灯が点滅、60~140km/hで走行中の場合は更に接触の可能性が高まると車線中央に自動で戻る。

車線逸脱防止装置(65km/h以上)
車線だけでなく、道路のエッジや側壁なども監視し車線からの逸脱を自動操舵とブレーキ操作で回避(世界初)する。

車線に対し通常と異なるふらつきを複数回検知すると疲れていると判断し、休憩を促す。

アダプティブクルーズコントロール(ACC)
高設定速度200km/hのACCであり、隣の車線も監視し、割り込みに備えている。
前車が止まれば自車も停まるが、3秒以内に前車が走り出すと自車も追従を再開する。
前走車がいない状態から、停止している前走車に追い付いた場合も停止する。
70km/h以上で走行中、BLISにより車線変更可能と判断された時にウィンカーを出すと少し加速し、車線変更を行い易くする。

パイロットアシスト
設定速度140km/h以下の場合、ACCの機能に加え、車線内を適切に走行し続ける機能が付加される。

日経オートモーティブのパイロットアシスト試験
90点:ベンツEクラス
86点:ボルボV90
81点:スバルレヴォーグ
70点:BMW5シリーズ
49点:日産エクストレイル

ボルボは20km/h以下の渋滞時に限り、手放しによるアシスト運転が欧州で認可

※ステアリングから手が一定時間離れていたら、警告後に自動解除させるのでは無く、気を失っていると判断し、ハザードを点滅させ車線の左によって自動停止まで行い、車載通信によりコールセンターに繋げるべきである

パークアシストパイロット
自動駐車、自動出庫機能

フロントカメラ
見通しの悪い角から出る時に、車のフロント部についたカメラで左右の確認ができる。
※2代目XC90以降につけられたカメラは、左右分割表示ではなくなったので、表示された映像が感覚的に理解しにくい。

ヘッドアップディスプレイ
フロントガラスに速度やナビ情報などを表示し視線移動を少なくする装置である。

標識検知
※進入禁止の標識については、逆走が疑われる時は警告を出すべきである

アクティブハイビーム・アクティブライト
前車や対向車にだけハイビームが当たらないように遮光する。
速度に応じて照らす距離を変化させたり、タイヤの向いている方向を照らす。

コーナーライト
ウィンカーを出すかステアリングを大きく切ると、その方向の車体側面についているライトが点灯し照らしてくれる。

人間工学によるシート(世界初)
疲れによる注意力低下を防ぐ

オートワイパー、オートエアコン
オートエアコンは、外気の臭いや汚れを検知し自動で車内循環に切り替える。また、太陽光が直接当たっているかなど席毎に体感温度を判断し、風量などを調節する。

 

3.衝突安全

〇歩行者用エアバッグ(世界初)*5

歩行者が窓ガラスやAピラーに接触する可能性が高いノーズが短かくボンネットが低い車種に搭載されている。フロントノーズが長い場合は、アクティブボンネット(クッション性を持たすため歩行者との接触時に普段開く方向と逆向きに開くボンネット)だけが搭載されている。

〇2段式エアバッグ
衝突の衝撃に応じてエアバッグの膨張率を2段階に調整し、最低限の衝撃に抑える

〇頑丈なキャビンと衝撃吸収力
車に使われている鋼で最も強度の高いボロン鋼を、キャビンだけでなくシートにも使っている。日本車でボロン鋼を採用しているのはホンダNSXのAピラーくらいしかない。

クラッシュブルゾーンを広く確保するとともに、車内へのエンジン侵入を防ぐため、6気筒も含め全て直列横置きにしている。また、インテークマニホールドを上につけ、クラッシュブルゾーンをより広くしている。

正面衝突した時の衝撃がステアリングから手に伝わらないように、ステアリングコラム部分で折れるようになっている。また、火薬点火装置によりブレーキペダルが押し戻され、足を負傷するリスクを減らしてている。

人が接触する可能性があるバンパーなどは、樹脂など柔らかい部材でできている。

昔、ボルボやベンツが他に比べ極端に硬かった事を、クラッシュブルゾーンの観点から、実は危険だったという意見が散見されるが明らかな誤りである。クラッシュブルゾーンはベンツが発明し採用したものである。
クラッシュブルゾーンが柔らかいという事は衝撃を吸収しやすい反面、吸収できるエネルギー量が少ないので、クラッシュブルゾーンの硬さには塩梅が重要となる。
例えば、紙パックを手に持ってそれをミットとしてそこにパンチを受けた時の痛みと、ペットボトルを持ってそこにパンチを受けた時の痛みと、鉄製の水筒を持ってそこにパンチ受けた時の痛みの違いを考えると分かりやすい。一番痛くないのはペットボトルの時であろう。これは、鉄では殆ど衝撃が吸収されずに伝わり、紙パックでは簡単に(少ないエネルギーで)潰れてしまうので衝撃がほぼ吸収されずに伝わるためである。
即ち、他の車が紙パックの様に柔らか過ぎただけで、ボルボやベンツが硬すぎたわけではない。これは昔のボルボ車を高さ14mから落下させている動画において、エンジンルームが潰れている事から確認できる。高さ14mから落下させると地面との衝突速度は約60km/hであるため、現在の衝突試験の速度と同等である

鋼の技術が進んだ現在の車は昔のボルボやベンツより硬く、即ち現在から見て昔のボルボやベンツが硬すぎるというわけではない事が、現在の車と昔のボルボ車を衝突させる動画で確認できる。

※サンルーフが付いていないボルボ車は、バイザーとルーフがフラットになっておらず、前席のシートポジションによっては、急ブレーキ時にその段差に頭をぶつける可能性があり改善すべきである

〇シート関連の安全装置
サイドインパクトプロテクション(世界初)*6

側面衝突時に、ドアの厚みだけでは衝撃を吸収する空間が足りない場合、ボロン鋼で作られた頑丈な椅子が横にスライドし、センターコンソールを潰すことでサバイバルスペースを確保する。後部座席は、後部座席とドアの間に広いスペースが確保されている。

脊椎保護機能(世界初)
道から逸脱した場合やロールオーバー時など、地面に叩きつけられる様な強い衝撃が加えられた場合、衝撃を吸収するようにシートが深く沈み込む装置が作動

ロードリミッター付きプリテンショナーシートベルト(世界初)
道から逸脱した時、自動ブレーキで衝突が明らかに回避できないと判断された時、急ブレーキをかけた時、強い衝撃を受けた時にシートベルトが巻き上げられ乗員を固定する。また、衝突時の衝撃で骨折しないように、巻き上げ力を安全な範囲で調節する。

 

4.歴史

ボルボの安全性に着目して記載

19世紀 イギリスのジョージ ケイリーがシートベルトを発明
1903年 アメリカのメアリー アンダーソンがワイパーを発明
1926年 ボルボが「設計の基本は常に安全でなければならない」を理念に誕生
1934年 GMが衝突試験を初めて実施
1940年 ボルボロールオーバー試験を初めて実施
1944年 ボルボが積層ガラスを初めて搭載
1944年 ボルボがセーフティケージ構造を初めて搭載
1952年 アメリカのジョン ヘトリックが圧搾空気式エアバッグを発明
1958年 ボルボがシートベルトを全車全席標準装備
1959年 ボルボが3点式シートベルトを初めて搭載し、安全に大きく関わるため特許を無料公開
1959年 ベンツがクラッシュブルゾーンを初めて搭載
1960年 ボルボが衝撃吸収性を持たしたダッシュボードを初めて搭載
1963年 小堀保三郎が現在世界で主流の火薬膨張式エアバックを発明
1963年 レカロがチャイルドシートを初めて発売
1964年 ボルボが乳幼児用(後ろ向き)チャイルドシートを初めて発売
1965年 スバルが日本初の衝突試験を実施
1966年 ボルボが前後衝撃吸収ボディ構造を初めて搭載
1967年 クライスラーエアバッグを初めて搭載
1973年 ボルボがサイドドアビームを初めて搭載
1974年 ボルボが衝撃吸収式ステアリングを初めて搭載
1974年 ボルボがヘッドライトワイパーを初めて搭載
1976年 米運輸省ボルボを最も安全な車とし、将来の安全基準設定用モデルカーに指定
1976年 ボルボがブースタークッションを発明
1982年 ボルボがサブマリン(衝撃でシートベルトからすり抜ける)現象防止構造を初めて搭載
1982年 ボルボが湾曲ドアミラーを初めて搭載
1989年 ボルボがプリテンショナー付シートベルトを初めて搭載
1990年 ベンツがサイド・カーテンエアバッグを初めて搭載
1990年 ボルボが格納式ブースタークッションを初めて搭載
1991年 ボルボがサイドインパクトプロテクションを初めて搭載
1998年 ボルボがむち打ち軽減機能シートを初めて搭載
2002年 ボルボがボロン鋼を初めて採用
2002年 ボルボがフロント下部クロスメンバーを初めて搭載
2003年 トヨタが衝突の危険がある時にブレーキを踏むと瞬時に強い制動がかかる自動ブレーキの原型を初めて搭載
2003年 ホンダが衝突の危険がある時に、自動で少し減速する被害軽減ブレーキを搭載
2003年 ボルボがマニホールドを上向きにするなど、クラッシュブルゾーン拡大を行う
2004年 ボルボがBLISを初めて搭載
2005年 英国産業道路役員協会がボルボを車両安全に対する思想と業績において欧州で最高であると評する
2005年 ボルボがオープンカーに搭載可能なカーテンエアバッグを初めて搭載
2009年 ボルボが完全停止機能を持つ自動ブレーキを日本で初めて搭載
2013年 ボルボが対歩行者用エアバッグを初めて搭載
2014年 ボルボが脊椎保護機能を初めて搭載
2015年 ボルボが自動ブレーキを初めて全車標準装備
2015年 ボルボが対大型動物用自動ブレーキを初めて搭載
2015年 ボルボが滑りやすい路面等の情報を車々間通信で共有するシステムを初めて搭載
2016年 ボルボが交差点での右直事故を防止する自動ブレーキを初めて搭載
2016年 トヨタとホンダがITSコネクト(信号や緊急車両の情報を伝える装置)を初めて搭載
2016年 ボルボがステアリングアシスト付きBLISを初めて搭載
2017年 ボルボが対向車との衝突を回避するステアリングアシストを初めて搭載

 

5.事故まとめ

〇正面衝突
・フル積載の大型トレーラーと相対速度140km/hでオフセット衝突(非現行)

 

・大型トレーラーとオフセット衝突(非現行)

 
・白い車がボルボ*7

2016年製の車両重量2.5tのアメリカンピックアップトラックが、2016年製のフルサイズSUVボルボXC90と衝突し、XC90を45m押しのけた後に停車した。ピックアップトラックのミラーから察するにこのピックアップトラックは牽引しており、更に重かったと考えられる(牽引能力4.5t)。ボルボのBピラーが無いのは救助時に切断したためで、ボルボのドライバーがそれほどに重傷であった事が分かる。
※2020年以降のボルボ車で死者を0にする目標を考えると、2020年以降も使われるこのプラットフォームでこの結果は非常にお粗末である。

・奥のボルボXC90と手前のアメリカンスポーツカーが144km/hで正面衝突*8

ボルボの乗員は肋骨の骨折と擦り傷で済んだが、ロードリミッター付きシートベルトであるにも関わらず骨折していることから、かなりの衝撃だったと言える

・144km/hでガードレールと衝突し、ポールをなぎ倒す(非現行)


・128km/hで正面をガードレールにこするように衝突(非現行)*9

23m横に滑ったたのち停車

・相対速度65km/hで某SUVブランドの大型SUVと衝突(非現行)*10

ボルボの乗員は自力で脱出できたが、大型SUVの乗員は消防隊の工具によって救出された

・バスと衝突(非現行)*11


・大型セダンと衝突(非現行)



・左手前がボルボ(非現行)*12

ドアがしっかりと開いており、キャビンの頑丈さを示している

・右がボルボ(非現行)*13

左の車の全乗員とボルボのドライバーが死亡

・黒い車がボルボ(非現行)*14

シルバーの車はAピラーが変形

・SOの重要性が分かる動画

 
高速道路上で反対を向いてしまったシルバーのセダンとボルボの前面約25%が衝突

・SOの重要性が分かる写真*15

左のボルボV40のガラスが無傷なのに対し、右の車はBピラーまで潰れている。

〇被追突
・トレーラーに追突され400m引きずられた(非現行)*16

後部座席に誰も座っていなかったためむち打ちで済んだ

・追突した32トンのガソリンを積んだタンクローリーは横転し炎上(非現行)*17


・112km/hで追突されたボルボ(非現行)*18

※このケースでは乗員は歩いて脱出できたが、後席は前席ほどのむち打ち軽減能力が無いので後席に座っていた場合の危険性が気になる。

・60km/hで追突してきた2tトラックは自走不能に(非現行)*19


・追突した車のエンジンルームはなくなったが*20

高速道路で鹿との衝突を避けるため、急ブレーキをかけたところ後続車に追突された。追突した車のエンジンルームは無くなったが、ボルボの乗員は軽いむち打ちで済んだ。但し追突した車が2000年発売の韓国車であることから追突した車が脆すぎただけとも言える。

・黒色の車に突っ込まれるがテールゲートは開閉可能(非現行)



・黒色の車に突っ込まれたが(非現行)*21

ボルボだから被害が少ないというのもあるが、基本的にクラッシュブルゾーンを大きくとれるフロント側の方が潰れやすくなっているので、ボルボが他社に追突した場合はボルボのフロントの方が明らかに大きく潰れる

・赤色の車に突っ込まれたが(非現行)


〇側面衝突
・大型トラックと衝突しボルボのドライバーが死亡(非現行)*22


・0:22~(白い車がボルボ)、0:33~(右の車がボルボ)(非現行)、0:44~(次の画像の黒いSUV接触


・2:24~(非現行)、6:05~(非現行)


・軽に側面衝突される(非現行)*23


・電車に側面衝突される


・側面衝突を実際に行う(非現行)


ボルボのガラス強度(非現行)


ボルボのガラス強度(非現行)


〇ルーフ強度
・命に別状はないが重傷(非現行)*24

州道にてコンクリートミキサー車が、ブレーキを掛けないままボルボに突っ込んだ。シートも極超高張力鋼やボロン鋼でできているためか、乗員のスペースが僅かに残っていたようだが、乗員は重傷を負うことになった。
※2020年以降のボルボ車で死者を0にする目標を考えると、IIHSのルーフ強度試験において最もピーク強度が高いXC90でも13位という結果は看過できない。

ボルボがトラックの下敷きに(非現行)*25


ボルボが青いタンクローリーの下敷きに(非現行)*26

静止状態でも車体がかなり下がっており、タイヤが土にのめりこんでいることから、タンクローリーが重いと分かる。ドライバーは一人で歩けるほど軽傷だった。

・戦車に潰される(非現行)


・戦車に潰されかける(非現行)


・100km/hで横転した時の車内(非現行)


ドライバーは慌てて窓から出ているが、後席のドアの開閉が確認できる

・昔のボルボでも今の車ほど頑丈さがあると分かる(非現行)


〇衝突試験
・横転


・3列目の安全試験

3列目は身長170cmまでの乗員でなら、ボルボの他の2列目と同じ安全性が担保されている。3列目の安全を確保する試験を公表しているのはボルボとスバルとマツダだけである。

・80km/hでの3列目の安全試験


・独自に行っている88km/hの後方衝突

後方衝突試験は公的な試験の試験項目にないが、後部座席の乗員の保護のためには重要である。この衝突試験は、PHV車のリチウムイオン電池が破損し発火しないかという事を試験している。

・実際の側面衝突事故を再現(非現行)

3:50~(詳しくは2:10~) 

・昔のボルボの正面衝突(非現行)


・昔のボルボとアメ車の衝突(非現行)


・昔のボルボの後方衝突(非現行)

 

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*1:2018年1月時点

*2:https://www.iihs.org/ratings/vehicle/volvo/xc90-4-door-suv/2020

*3:https://www.youtube.com/watch?v=SqnukFjlhCw

*4:http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/680976.html

*5:https://clicccar.com/2013/02/24/213471/

*6:https://www.youtube.com/watch?v=k4Os8HAOGxQ

*7:http://www.unionleader.com/crime/driver-charged-with-dwi-after-head-on-crash-in-hampstead-20170208

*8:http://www.matthewsvolvosite.com/forums/viewtopic.php?t=31150

*9:http://www.car-accidents.com/pages/accident_story/11-11-04.html

*10:http://www.volvosavedmylife.com/read-the-stories-2.html

*11:https://twitter.com/policehour/status/772463204156997632

*12:http://www.autoevolution.com/news/volvo-accident-research-team-turns-40-23344.html#agal_1

*13:http://www.bbc.com/news/uk-scotland-tayside-central-11609109

*14:http://crashdashcam.com/girl-has-arranged-of-road-accident-on-the-highway/

*15:http://www.ilgazzettino.it/nordest/belluno/incidente_frontale_belluno_via_miari_foto-1822012.html

*16:http://www.volvosavedmylife.com/read-the-stories-1.html

*17:http://us.tomonews.com/teen-posts-heartless-smiling-pic-after-fleeing-from-fatal-truck-crash-2919480

*18:https://www.pinterest.com/pin/382735668303991056/

*19:htttp://otokojuku1965.naturum.ne.jp/e2684135.html

*20:http://www.volvosavedmylife.com/read-the-stories-2.html

*21:https://twitter.com/zikopi1996/status/771558046963073024

*22:http://bloodfiles.blogspot.jp/2012/09/volvo-passenger-car-vs-volvo-semi-truck.html

*23:https://twitter.com/Motton9210/status/1121345998645866496/photo/1

*24:http://patch.com/florida/landolakes/4-vehicle-crash-on-54-blamed-on-failed-brakes

*25:http://www.volvoforums.org.uk/showthread.php?t=176856

*26:http://volvo700vereniging.nl/content/v70-onder-tankauto

ボルボが世界一安全と言える理由

詳細版を見たい方はこちらhttps://leisuresmartlife.hatenablog.com/entry/2020/05/23/111209

1.試験結果

世界で最も厳しい試験をしているのは、Euro NCAPとIIHS

〇Euro NCAP*1

総合ランキングTOP3
1位 ボルボV40
2位 ボルボXC60、ボルボXC90
※現行車で全車340点(400点中)以上を獲得しているのはボルボのみ 

乗員の安全性項目におけるTOP3
98点:ボルボV40、ボルボXC60、アルファロメオジュリア
※現行車で全車90点以上を獲得しているのは、ボルボ(試験数6台)、アルファロメオ(試験数3台)、ジャガー(試験数2台)、マセラティ(試験数1台)、クロオス(試験数1台)のみ 

セーフティーアシスト性能の最高得点(2016年まで)
100点:ボルボの全現行車、BMW 5シリーズ、オペルMokka、フォードKuga

セーフティーアシスト性能の最高得点(2017年以降)
95点:ボルボXC60
※セーフティアシスト性能試験において実施される自動ブレーキ試験において満点を得ているのはボルボのみ

 

〇IIHS(TSP+)

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2011年にスモールオーバーラップ(SO)という試験が新たに導入され、ドイツや日本の高級車も最低評価となるなか、最高評価を得たのはボルボ全車とMINIカントリーマン、アキュラTLだけである。

TSP+開始以来、衝突試験の全項目で全車最高評価を獲得しているのはボルボのみである。

 

2.予防安全

〇自動ブレーキ*2

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スペック
対象物 :車、壁、歩行者、自転車、大型動物(世界初)
回避可能速度(実測値):車と歩行者に対して60km/h(試験上限速度)
その他機能:
・夜間も人や大型動物に反応
・交差点で曲がる際の対向車(バイク含む)に反応
・ブレーキでは衝突が回避できない場合、素早く進路変更を行える様に、ドライバーによるステアリングでの回避行動をアシスト
・ドライバーが意識を失った場合に備え、パーキングブレーキのボタンを走行中に押すと、4輪にブレーキがかかり緊急停止する
・駐車スペース等からバックで出る際に、左右後方30m以内において接近してくる車や歩行者等の存在をドライバーに警告し、衝突の危険が高まるとブレーキが作動
・後続車が追突の可能性がある速度で接近するとハザードランプを高速点滅させ、追突の危険が更に高まるとシートベルトを締めつけ、走行していない場合はブレーキ制動を最大に維持し2次被害を抑制

※自動ブレーキ全車標準装備(世界初)、レーンキープ等様々な先進装備の全車標準装備も世界初(しかし、ランフラットタイヤ(パンクしても走行できるタイヤ)とヘッドアップディスプレイはグレードによって差を設けていしまっている)

 

〇疲れ低減、アシスト機能*3

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BLIS(世界初)
速度差も測り急接近している車も監視し、車線変更時に他車と接触する可能性がある場合にミラー内の警告灯が点灯する。また、接触の可能性が極めて高い時は自動操舵が介入する。

車線逸脱防止装置(65km/h以上)
車線に対し通常と異なるふらつきを複数回検知すると疲れていると判断し、休憩を促す。

アダプティブクルーズコントロール(ACC)
高設定速度200km/hのACCであり、隣の車線も監視し、割り込みに備えている。

パイロットアシスト
日経オートモーティブのパイロットアシスト試験
90点:ベンツEクラス
86点:ボルボV90
81点:スバルレヴォーグ
70点:BMW5シリーズ
49点:日産エクストレイル

ボルボは20km/h以下の渋滞時に限り、手放しによるアシスト運転が欧州で認可

パークアシストパイロット:自動駐車、自動出庫機能

フロントカメラ:見通しの悪い角から出る時に左右の確認が可能

標識検知ヘッドアップディスプレイ:フロントガラスに速度やナビ情報などを表示

アクティブハイビーム・アクティブライト
前車や対向車にだけハイビームが当たらないように遮光する。
速度に応じて照らす距離を変化させたり、タイヤの向いている方向を照らす。

オートエアコン
外気の臭いや汚れを検知し自動で車内循環に切り替える。また、太陽光が直接当たっているかなど席毎に体感温度を判断し、風量などを調節する。

 

3.衝突安全

〇歩行者用エアバッグ(世界初)*4

 

〇2段式エアバッグ
衝突の衝撃に応じてエアバッグの膨張率を2段階に調整し、最低限の衝撃に抑える

〇頑丈なキャビンと衝撃吸収力
車に使われている鋼で最も強度の高いボロン鋼を、キャビンだけでなくシートにも使っている。日本車でボロン鋼を採用しているのはホンダNSXのAピラーくらいしかない。

正面衝突した時の衝撃がステアリングから手に伝わらないように、ステアリングコラム部分で折れるようになっている。また、火薬点火装置によりブレーキペダルが押し戻され、足を負傷するリスクを減らしてている。


昔、ボルボやベンツが他に比べ極端に硬かった事を、クラッシュブルゾーンの観点から、危険だったという意見が散見されるが誤りである。
クラッシュブルゾーンが柔らかいという事は衝撃を吸収しやすい反面、吸収できるエネルギー量が少ないので、クラッシュブルゾーンの硬さには塩梅が重要となる。
例えば、紙パックを手に持ってそれをミットとしてそこにパンチを受けた時の痛みと、ペットボトルを持ってそこにパンチを受けた時の痛みと、鉄製の水筒を持ってそこにパンチ受けた時の痛みの違いを考えると分かりやすい。一番痛くないのはペットボトルの時であろう。これは、鉄では殆ど衝撃が吸収されずに伝わり、紙パックでは簡単に(少ないエネルギーで)潰れてしまうので衝撃がほぼ吸収されずに伝わるためである。
即ち、他の車が紙パックの様に柔らか過ぎただけで、ボルボやベンツが硬すぎたわけではない。これは昔のボルボ車を高さ14mから落下させている動画において、エンジンルームが潰れている事から確認できる。高さ14mから落下させると地面との衝突速度は約60km/hであるため、現在の衝突試験の速度と同等である

 

〇シート関連の安全装置
サイドインパクトプロテクション(世界初)*5

側面衝突時に、ドアの厚みだけでは衝撃を吸収する空間が足りない場合、ボロン鋼で作られた頑丈な椅子が横にスライドし、センターコンソールを潰すことでサバイバルスペースを確保する。後部座席は、後部座席とドアの間に広いスペースが確保されている。

 

4.歴史

ボルボの安全性に着目して記載

19世紀 ジョージ ケイリーがシートベルトを発明
1926年 ボルボが「設計の基本は常に安全でなければならない」を理念に誕生
1934年 GMが衝突試験を初めて実施
1940年 ボルボロールオーバー試験を初めて実施
1944年 ボルボが積層ガラスを初めて搭載
1958年 ボルボがシートベルトを全車全席標準装備
1959年 ボルボが3点式シートベルトを初めて搭載し、安全に大きく関わるため特許を無料公開
1959年 ベンツがクラッシュブルゾーンを初めて搭載
1963年 小堀保三郎が現在世界で主流の火薬膨張式エアバックを発明
1963年 レカロがチャイルドシートを初めて発売
1964年 ボルボが乳幼児用(後ろ向き)チャイルドシートを初めて発売
1965年 スバルが日本初の衝突試験を実施
1966年 ボルボが前後衝撃吸収ボディ構造を初めて搭載
1967年 クライスラーエアバッグを初めて搭載
1973年 ボルボがサイドドアビームを初めて搭載
1974年 ボルボが衝撃吸収式ステアリングを初めて搭載
1976年 米運輸省ボルボを最も安全な車とし、将来の安全基準設定用モデルカーに指定
1976年 ボルボがブースタークッションを発明
1982年 ボルボが湾曲ドアミラーを初めて搭載
1990年 ベンツがサイド・カーテンエアバッグを初めて搭載
2003年 トヨタが自動ブレーキの原型を初めて搭載
2004年 ボルボがBLISを初めて搭載
2005年 英国産業道路役員協会がボルボを車両安全に対する思想と業績において欧州で最高であると評する
2005年 ボルボがオープンカーに搭載可能なカーテンエアバッグを初めて搭載
2009年 ボルボが完全停止機能を持つ自動ブレーキを日本で初めて搭載
2013年 ボルボが対歩行者用エアバッグを初めて搭載
2015年 ボルボが自動ブレーキを初めて全車標準装備
2015年 ボルボが対大型動物用自動ブレーキを初めて搭載
2015年 ボルボが滑りやすい路面等の情報を車々間通信で共有するシステムを初めて搭載
2016年 トヨタとホンダがITSコネクト(信号や緊急車両の情報を伝える装置)を初めて搭載
2016年 ボルボがステアリングアシスト付きBLISを初めて搭載

 

5.事故まとめ

〇正面衝突
 

・フル積載の大型トレーラーと相対速度140km/hでオフセット衝突(非現行)

 

・大型トレーラーとオフセット衝突(非現行)


・奥のボルボXC90と手前のアメリカンスポーツカーが144km/hで正面衝突*6

ボルボの乗員は肋骨の骨折と擦り傷で済んだが、ロードリミッター付きシートベルトであるにも関わらず骨折していることから、かなりの衝撃だったと言える

・144km/hでガードレールと衝突し、ポールをなぎ倒す(非現行)


・バスと衝突(非現行)*7


・大型セダンと衝突(非現行)



・左手前がボルボ(非現行)*8

ドアがしっかりと開いており、キャビンの頑丈さを示している

・SOの重要性が分かる動画

 
高速道路上で反対を向いてしまったシルバーのセダンとボルボの前面約25%が衝突

〇被追突
・追突した32トンのガソリンを積んだタンクローリーは横転し炎上(非現行)*9


・112km/hで追突されたボルボ(非現行)*10


・60km/hで追突してきた2tトラックは自走不能に(非現行)*11


・黒色の車に突っ込まれるがテールゲートは開閉可能(非現行)



・黒色の車に突っ込まれたが(非現行)*12

ボルボだから被害が少ないというのもあるが、基本的にクラッシュブルゾーンを大きくとれるフロント側の方が潰れやすくなっているので、ボルボが他社に追突した場合はボルボのフロントの方が明らかに大きく潰れる

・赤色の車に突っ込まれたが(非現行)


〇側面衝突
・0:22~(白い車がボルボ)、0:33~(右の車がボルボ)(非現行)


・6:05~(非現行)

 
・側面衝突を実際に行う(非現行)


ボルボのガラス強度(非現行)


ボルボのガラス強度(非現行)


〇ルーフ強度
ボルボがトラックの下敷きに(非現行)*13


ボルボが青いタンクローリーの下敷きに(非現行)*14


・戦車に潰されかける(非現行)



・100km/hで横転した時の車内(非現行)


ドライバーは慌てて窓から出ているが、後席のドアの開閉が確認できる

〇衝突試験
・横転


・3列目の安全試験

3列目は身長170cmまでの乗員でなら、ボルボの他の2列目と同じ安全性が担保されている。3列目の安全を確保する試験を公表しているのはボルボとスバルとマツダだけである。

・80km/hでの3列目の安全試験

 

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外車の維持費用は高い? 購入したボルボの実費を徹底公開

 

維持費の条件

維持費として記載するもの
・費用が発生した事柄
・作業をした事柄(GSの無料点検等は未記載)
・故障を認知するも放置した事柄

維持費として記載しないもの
・任意保険料
・駐車場代
・作業場所や購入場所への移動費
・洗車代
・コーティング代
・自分で行った傷の修復(特段の知識が不要な修復)費
・芳香剤代
・鍵カバー等デザイン向上品代
・ガソリン代
・高速代

※一般レベルの知識しかないが、自分でできる事はなるべく自分で行う

 

購入した車

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車種   :ボルボS60 DRIVe
購入価格 :1837500円(約11万円の1年補償、車検費用を含む)
購入店  :O-RUSH
購入日  :2015年6月

初年度登録:2012年7月
走行距離 :2.5万km
備考   :修理歴無し、点検記録簿有り、禁煙車
新車価格 :455万円(消費税5%込)
本体価格 375万、セーフティーPKG(人に反応する自動ブレーキやBLIS等) 25万、シートPKG(革シート) 25万、NAVI PKG 25万、PCC(キーレス) 3.1万、ETC(予想値) 1.9万
購入時の同等車の新車価格:469万円(消費税8%込)
本体価格430万、レザーパッケージ(革シート)26万、メタリックペイント(ボディカラー)8.3万、PCC(キーレス)3.1万、ETC(予想値) 1.6万

 

維持費 

年月 件名
金額 購入店
備考

 

所有期間0~1年(走行距離1.2万km):

総額:80611円(内法定費用39500円)
総走行距離:3.7万km
 

2015/6 サンシェード
1280円 オートバックス
カーズシリーズのサンシェードを買うも、3年で柄の部分が細かく剥離しぽろぽろ取れる様になった。

2015/6 ドラレコステッカー
1728円  Amazon
2枚入り2つ

2015/8 エアコンフィルター交換
0円 VOLVO
ボルボのキャンペーンに当選

2015/8 サイドステップのいじくり
0円 O-RUSH
購入時に下を覗きこんで見ようとしたら「大丈夫だ」と言われたが、サイドステップ下側に大きな損傷があり、サイドステップが脱落し少しずれているのを発見した。21600円で一旦外してクリップを付けなおすと言われ、直して貰ったが返却された日に再びずれたので返金された。破損を購入時に隠していたから修理費を安くすると言われたが、後にディーラに確認するとこの修理は約1万円でできると言われた。購入店までの高速費用などが無駄になったが、長距離移動の予定と被り代車で長距離移動を済ました。

2016/2 6ヶ月点検(購入時の1年補償)
0円 O-RUSH
・オイル漏れ修理
購入時の1年補償の適用
・サイドステップ再装着
サイドステップのずれを直す事を依頼していないのに勝手に修理され、提示額はディーラより高く、支払いを拒絶した。

2016/3 タイヤチェーン
38103円 イエローハット
S60のタイヤクリアランスで装着が補償されているのがイエティスノーネットとディーラ品しかなく、関越トンネルを装着したまま走れることや50km/hまで出せる事からイエティスノーネットにした。舗装路でもチェーンとは思えないほど振動が無かった。

2016/3 スマートキー(運転席ドアノブ)交換
0円 VOLVO
運転席ドアのスマートキーが反応しなくなるも、スマートキーだけ4年補償になっていた

2016/5 自動車税
39500円

 

所有期間0~2年(走行距離2.6万km):

総額176057円(内法定費用79000円)
総走行距離:5.1万km

2016/6 12ヶ月点検(購入時の1年補償)
0円 O-RUSH

2016/7  12ヶ月点検(3.7万km)
0円 VOLVO
ボルボ延長補償(ボルボから1年点検の電話がかかってくるまで延長補償(故障に対する補償は所有者変更により無効)が付いている事は知らなかった)
・オイル、フィルター交換 0円
・エアコンフィルター交換 0円
・リアブレーキパット交換 23544円
純正品の値段としては、工賃含めO-RUSHでの見積もりとほぼ同額だった。
・ワイパーブレード交換 10130円
ウォータースポットをゴム劣化によるものと勘違いし、ボルボはゴムだけ交換できないためブレードを交換した。BOSHのゴムだけ交換できるブレードの互換品が約7000円で売られていた。

2016/7 ステアリングサンシェード
324円 300円ショップ
サンシェードをしてもステアリングが高温になるため

2016/7 クッション
1000円 イエローハット
サンシェードをしてもシートが高温になるため

2016/9 スマートキー故障
0円 VOLVO
運転席後ろと助手席ドアのスマートキーが反応しなくなるも、修理に1つ約7万円かかるとの事で放置する事にした

2017/2 ウィンカーバルブ交換
8337円 VOLVO
ウィンカーバルブ故障と表示が出て、ヘッドライト部のウィンカーが点滅しなくなったので、バルブ切れとは違うと判断しディーラに持って行った事と、見積もりを先に貰わなかったため高額となった。ショートパーツ代1080円と廃棄物処理費用540円(電球を持ち帰っても発生)と意味不明な代金も取られた。

2017/3 オイル
5721円 Amazon
オイル漏れにより、Svelt SN 0W30 A5 4Lを購入

2017/3 オイル漏れ見積と継ぎ足し
0円 イエローハット
オイル漏れを直すために見積もりを貰った際に、オイル漏れ箇所を教えて貰ったが、部品が分からず直せないと言われた。持ち込みのオイルを1L継ぎ足して貰った。MINを大きく割っており、一刻も早く継ぎ足すべきだった。

2017/4 ドアにつける反射材
108円 ダイソー
ドアの厚み方向の所に貼り、ドアを開ける際に後続車からの視認性を向上させる

2017/5 オイル漏れの見積
0円 VOLVO
オイル漏れを直すために見積もりを貰った際に、オイル漏れ箇所を教えて貰った。オイルレベル低下を検知するセンサー部からの漏れで見積もり額は約6万円だった。

2017/5 ルート産業エンジンオイル漏れ止め
1382円 イエローハット
オイル漏れの見積もりを貰った後に、オイル漏れ止め剤の存在を知り購入した。店で勧められたモリドライブにした。ほんの気休めにはなった。

2017/5 オイル継ぎ足し
0円
同年3月に購入したオイルを継ぎ足し

2017/5 自動車税
39500円

 

所有期間0~3年(走行距離4.2万km):

総額385361円(内法定費用178930円)
総走行距離:6.7万km

2017/6 タイヤ
65796円 Amazon
純正のMICHELIN PRIMACY 3の溝は1年は持ちそうで、クラックは日本自動車タイヤ協会の指標のレベル3だったが、その指標を知らず、クラックによるユーザー車検の不安、タイヤの値上げ時期であったことから交換する事にした。溝の消費よりひび割れによる交換が迫られたので、劣化対策が優秀そうなブリジストン、ヨコハマ、ダンロップから選択する事にした。また転んだら大根おろしの様になりそうな、細かい凹凸のあるアスファルト路面でのロードノイズがうるさかったので、各社のハイエンドの中で、最安のダンロップ VEURO VE303にした。4本セットより安かったバラで購入した。何年乗るか考え、交換時期を考えるべきだった。VE303は、完璧とは言えないがかなり静粛性が増し、3年4.7万km乗った後でも十分な静粛性を有していた。PRIMACY 3より少し剛性に欠ける気はしたが、不足感は無かった。

2017/6 タイヤ脱着
13824円 タイヤガーデン
大手各社に電話しオートバックスより1608円、ジェームスより2460円、イエローハットより2720円安いタイヤガーデンにした。バランサーも見えないタイプの物で、ホイールも磨いてくれ非常に良かった。

2017/6 車検の見積
0円 VOLVO
ユーザー車検に出すので、車検項目以外に関して問題が無いかを確認して貰った。バッテリーが基準値以下で、次の機会には交換した方が良いと言われた。法定費用込み車検費用14.0万円/オイル漏れ4.5万円/バッテリー4.1万円/発煙筒0.2万円/パンク修理キット0.6万円/左フロントドアスマートキー6.1万/右リアドアスマートキー6.0万円

2017/6 非常用信号灯
540円 イエローハット
発煙筒の有効期限が切れていたので、発煙筒も含め一番安い非常用信号灯を購入した

2017/6 予備検査
2160円 テストセンター

2017/6 ユーザー車検(5.1万km)
60430円 運輸支局

2017/6 オイル、オイルフィルター、ブレーキフルード交換(5.1万km)
0円 VOLVO
ボルボ延長補償

2017/7 スマートキー故障
0円 VOLVO
運転席と助手席後ろのスマートキーが故障するも放置する事にした

2017/8 オイル漏れ止め剤投入
0円
5月に買っていた物をオイルレベルがL-Hの中間に来たので投入

2017/8 リコール(外2420)
0円 VOLVO
エンジン冷却水の温度制御が不適切なため、極低温でエンジン始動後、急発進等を行うと冷却水の温度が急上昇し、冷却水の温度の影響によりシリンダーヘッド部に熱応力が発生して亀裂が生じエンジンオイルが漏れる可能性があるため、クーラントバイパスバルブ内のバルブ機構を取り外し、冷却水の温度制御を変更した。また、シリンダーヘッド部が受ける熱応力を低減させるため、エキゾーストガスケットを対策品に交換した。 エンジン冷却装置において、エキスパンションタンクとエンジンを繋ぐホース(ブリーダーホース)の耐熱性が不足しているため、長期間のアイドリング状態時等においてエンジン熱の影響により劣化し、亀裂が生じ冷却水が漏れる可能性があるため、ブリーダーホースを対策品に交換した。

2017/8 バッテリー
26006円 VOLVO
リコール時にバッテリーが上がったと言われ、一旦エンジンをきったら動かなくなると言われたが、エンジンを切って買い物をしていても問題なくかかった。

2017/8 バッテリー交換
2160円 家の近くのGS
自分で変えようとしたが、クランプボルト(M10)まで届く250mm程度のエクステンションバーがなく、既に端子も抜いており、雨も降りそうだったため、やや高いが依頼した

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2017/11 添加材
0円 スーパーてつ
懸賞で当選したMOTORUP 2.0を投入したが、気持ち以上の効果は無かった

2017/12 オイル継ぎ足し
0円 スーパーてつ
懸賞で当選したEcoadvanced Forever 2B 5W-30の計5Lの内、1Lボトルを全部投入した

2017/12 エンジンマウント見積
0円 VOLVO
アイドリング時の振動が激しくなってきたので、原因の確定もかねて見積もりを貰いに行った。2018年には1500rpm付近でステアリングがガタガタと非常に強振し、1600rpm付近でダッシュボード裏の下の方からカタカタと音がするようになった。

2017/12 エンブレム脱落
0円
フロントのエンブレムのVOLVOと書かれた部分が脱落し、紛失した

2018/1 リモコンキー電池切れ
1490円 Amazon
キーケースの取り外しを最小限にするため、反応が悪い時があるため長持ちするというパナソニックのコイン形電池5個入りを購入した

2018/4 ボルボエンブレム
1480円 Amazon
翌日、両面テープ部横側と上側にアロンアルファを付けて取り付け

2018/4 冷却水に水継ぎ足し
0円
前夜に冷却水レベル低下の警告灯がつき、確認したところMINのラインを下回ってたので、災害用保存水の期限切れの物をMAXやや上まで約500ml投入

2018/5 アルミテープ
0円 スーパーてつ
ウィンドガラスとステアリングコラムに懸賞で当選し貰ったアルミテープを貼ったが、違いが感じられずウィンドガラス部については、暫くしてやや剥がれてきたので剥がした

2018/5 オイル交換(6.6万km)
780円 スーパーてつ&友達
友達に上抜きしてもらい、懸賞で当選したEcoadvanced Forever 2B 5W-30の残り4Lを投入した。お礼にラーメンをおごった。

2018/5 自動車税
39500円 ミニストップ
WAONにクレジットチャージする事でポイントを貯める

2018/6 サンシェード
538円 オートバックス
AQのMサイズ

 

所有期間0~4年(走行距離5.9万km):

総額535779円(内法定費用218430円)
総走行距離:8.4万km

2018/7 グローブボックス下パネルの破損
0円
ダッシュボード裏からの異音元特定のため、覗き込むと、グローブボックス下側のパネルの治具が破損し片側が取れかかっていたので、厚紙でやや保持できる様に応急処置した。但しこれは異音の原因ではなかった。

2018/12 ステアリング被膜の剥離の見積
0円 VOLVO
被膜部がアルミに変更された対策品に15000円で交換可能とのことだった。内側のドアハンドル部もやや剥がれてきた。

2018/12 LOOPオイル漏れ止め剤
1765円 イエローハット
ポイントの有効期限の為、次回のオイル交換で使う為に購入。定価でアマゾンは2190円だったが勘違いして購入にしたものの、クーポンで500円引き、ポイントで845円引きで2190円よりは安くなった。ほんの気休めにはなった。

2018/12 冷却水
641円 Amazon
漏れの量からして継ぎ足し続けた方が安いので購入

2018/12 ラジエーター漏れ止め
671円 Amazon
輸入車に使えない事とラジエーター以外に漏れがあると詰まるという点を見落とし誤購入した。有効期限付きのAmazonクーポンで買っため転売した。

2019/1 オイル、冷却水継ぎ足し
0円
Svelt SN 0W30の残りを400ml継ぎ足した

2019/2 オイル継ぎ足し
0円
Svelt SN 0W30の残りを400ml継ぎ足した

2019/4 ウォッシャー液
0円 オートバックス
会員なら無料で貰える事を利用して容量5.7L中1回分の1L補充

2019/5 ブレーキパッド、ローター交換
98399円   VOLVO
・Ftブレーキパッド  16500円
リヤはボルボだけでしか交換できず、ローテーションをして貰うためにフロントも交換
・Ftブレーキ工賃      9600円
・Rrブレーキパット  33200円
パッド鳴きが鳴る前に交換するべきだった
・Rrブレーキディスク 13700円
・Rrブレーキ工賃   16800円
本当に交換しないといけないか見て確認すべきだった
・パッドグリス     1310円
・消費税        7289円
・タイヤローテーション       0円
スリップサインの寸前でありもっと早くローテーションを行うべきだった

2019/5 オイル継ぎ足し
0円
サーキット走行のためにSvelt SN 0W30の残りを400ml継ぎ足した。

2019/5 冷却水継ぎ足し
0円
サーキット走行のために冷却水をMAXの5mm下からぎりぎり越える位まで継ぎ足し

2019/5 自動車税
39500円 ミニストップ
WAONにクレジットチャージする事でポイントを貯める 

2019/5 オイル
4557円 楽天市場
TAKUMI 0W30 5Lを楽天でよく配布しているクーポンを利用し購入

2019/5 エンジンシャンプー
1331円 Amazon
カストロール エンジン内部洗浄油 エンジンシャンプーのおかげか、燃料添加型洗浄剤ワコーズ F-1 フューエル1のおかげか、よく高回転で回していたためか分からないが、1年後の点検でスパークプラグの汚れを確認して貰った時に綺麗だと言われた。

2019/5 燃料添加型洗浄投入
1571円 Amazon
ワコーズ F-1 フューエル1

2019/5 エンジンシャンプー投入、オイルフィルター交換(8.3万km)、漏れ止め投入
1983円 イエローハット
オイルと漏れ止め(12月に買ったloop)は持ち込みで行なったが、オイル投入量から見てしっかりオイルを抜いてくれなかった。エンジンシャンプーせいか分からないが、暫くエンジンフィールに違和感があった。

 

所有期間0~5年(走行距離7.3万km):

総額678170円(内法定費用257430円)
総走行距離:9.8万km

2019/7 予備検査
2700円 テストセンター
ライトだけだと1600円、サイドスリップやガス、速度計など含めると2700円(但しボルボトラクションコントロールが切れずに速度はチェックできなかった)

2019/7 ユーザー車検(8.4万km)
60430円 運輸支局
発煙筒のチェックはなく、タイヤもほぼ見ていない。

2019/7 オイル継ぎ足し(8.4万km)
0円 
TAKKUMIを500mlほど投入

2019/8 ウォッシャー液
0円 昭和シェル石油

2019/9 オイル
4630円 楽天市場
増税のためTAKUMI 0W30 5Lを楽天でよく配布している500円offクーポンを利用し購入

2019/9 オイル継ぎ足し(8.8万km)
0円
TAKUMIを500mlほど投入

2019/9 ルート産業エンジンオイル漏れ止め
1591円 Amazon
直後に頻繁にオイル交換しているので、何とも言えないがLOOPよりも効果がある様に思えた。

2019/10 助手席側リアブレーキランプ交換
1474円 イエローハット
内工賃1100(ランプは2球で374円)

2019/12 オイル漏れ止め剤投入
0円
500mlほど抜けていたので、ルート産業エンジンオイル漏れ止めを投入

2020/1 オイル交換(9.3万km)
550円 イエローハット
前買ったTAKUMIの4L缶新品を持ち込みで交換した。今回はしっかり抜いてくれたためかエンジンの調子が非常に良くなった気がした。

2020/3 冷却水継ぎ足し
0円
前に買った残りを、MINからMAXになるまで継ぎ足し

2020/3 豆電池購入
238円 ノジマ
au payで実質2割引なので、パナソニックの豆電池を購入(費用は2割引の価格)

2020/3 ウォッシャー液3L
0円 オートバックス

2020/3 運転席側リヤバンパーの傷補修
10780円 オートバックス
バックでバンパーが取れたかと思う勢いで塀にぶつけたが、塗装が剥げ黒地が盛り上がって出てきたり、塀の白い塗装が相当数つくだけで済んだ。白い傷は購入したコンパウンドで消せ、傷の範囲がワンハンドとなり半額となった。カーコンなど数店舗の中で最安だった。
出来:素人目でもわかるムラがややあるが、樹脂の膨れもやすりで綺麗にしてくれ、ワンハンドからはみ出た小さな傷も直してくれ、価格的に非常に満足いく仕上がりだった。

2020/3 助手席側側リヤフェンダーの傷補修
10780円 オートバックス
ポリッシャーをかけ過ぎて素地が出てしまった部分直径5cmくらいの部分。
出来:素人目でもわかるムラが大きくできている。新たに抉り傷をつけられた気がする。

2020/5 自動車税
39500円 Yahoo公金支払い
払込票の番号がWAON支払い対象外だったので、ポイントを貯めるためにYahooを利用(手数料321円未算入)

2020/5 簡易整備
9718円 Amazon
・ワイパーブレード交換 4369円
ガラコは助手席側が、25mm長さが足りなかったのでBOSCHにした。1時に通常配送で注文し翌夜に配達された(予定では翌々日-翌々々日)。箱に書いてある通りに、ワイパーブレード根元のボタンを押すだけで非常に簡単に交換ができた。今までガラスコート劣化による鱗で窓が見えにくいと思っていたが、その鱗は鱗取りをかけた時点でもう取れていた様で、ワイパー交換にした事で非常によく見える様になった。BOSCHのワイパーは評判が良かった。

・エアクリ清掃
あまり汚れてなかったので、ごみをはらい掃除機を丁寧にかけた(トルクスレンチ必要)。 
ダッシュボード裏の異音探し
前にアンケートに答えて室内灯をLEDに交換するための内装外しをエーモンから貰ったので、それとトルクスレンチを用いて作業し、メーターユニット、ダッシュボード下、センターコンソール両側面を外したが特定できなかった(内装外しはメーターユニットを外す時に使用)。
・エアコンフィルター交換 5349円
異音探しのついでに、交換した。新型コロナも踏まえ、MAHLE(マーレ) エアコンフィルター(脱臭抗菌タイプ) ボルボ ランドローバー S60…という、そこそこ信頼のできそうなメーカーにした。1時に通常配送で注文し翌15時に配達された(予定では翌々日-翌々々日)。
・グローブボックス下パネルの破損修理
異音探しのついでに、針金でしっかり固定した。メーターユニット等の外し方、エアコンフィルター交換方法、グローブボックス下パネルの修理の詳細は下記を参照。

  

所有期間0~6年(走行距離10.3万km~):

総額894777円~(内法定費用257430円~)
総走行距離:10.3万km~

2020/6 オイル
9082円 楽天
キャッシュレス還元終了のためTAKUMI 0W30 5Lを2つ(11560円)を楽天でよく配布している1000円offクーポンを利用し購入

2020/6 タイヤ
38560円 Amazon
後1年で手放すより50万円かけて3年乗った方が、105万円かけて5年乗った方が月当たりの維持費が安いので、耐摩耗性に優れる物が欲しく、ほぼ同額のEAGLE LS EXEやP1と悩んだが、ライフ性能の差別化ができず、割引率、販売価格の推移、タイヤ外形の大きさからファルケンZIEX ZE914Fにした。路面の段差は吸収しないくせに、タイヤはふにゃふにゃしており(衝撃荷重で変形せず、静荷重で変形するため)、乗り心地は大きく悪化した。またロードノイズも、3年4.7万km乗ったVE303の方が遙かに静かだった。ボルボを後3年で手放す可能性も踏まえ安いタイヤにしたが、5年乗ると分かっている状態でこのタイヤを選んでいたら、3.7万円高いVE303にすれば良かったと後悔していたレベルである。価格.comで調べて購入したが楽天の結果は出てこず、楽天の方が安かった。

2020/6 タイヤ交換
9900円 タイヤピットで探した家の近くで安かった店
貼り付けウェイト費用込み(サービスが良かったタイヤガーデンをリピートするつもりだったが16720円に値上げされていたため)

2020/6 点検整備
27421円 VOLVO
1年以内にディーラーに見て欲しかったので、キャッシュレス還元が終わる前に利用したが、キャッシュレス還元端末がなく5%相当が割引かれた。
・1年点検 20601円
近いうちに交換が必要になる部位を非常に丁寧に教えて貰えた。3年乗るなら後日整備予定の項目以外に、バッテリー交換4.6万円、リアブレーキパッド交換3.3万円は必須で、マスターシリンダー交換20万円、クラッチ交換40万円、ギヤ交換60万円も必要になる可能性があるとの事だった。リアブレーキパットは9.5mm摩耗し5.5mmになっていた。
f:id:leisuresmartlife:20200626130859p:plain
・オイル交換 6417円
ドレーンプラグ(税抜定価740円)の交換と下抜きオイル交換をしたく、通常のオイル交換を1年点検と一緒にやると工賃分が無料だったが、持ち込みの方が安かったので持ち込み交換を依頼

2020/6 各整備
128347円 VOLVO
・エンジンパッド交換工賃 18810円
左側は右側の倍の工賃だったが、ザカスタムより6000円安かった(部品費同額)エンジンパッド交換工賃 18810 VOLVO板橋 左側は右側の倍の工賃だったが、ボルボ等専門店より6000円安かった(部品費同額)
・エンジンパッドRH&LH 46607
ダッシュボード裏からの異音も、パッド交換により振動が抑制され共振しなくなった
・インテークスロットル洗浄&ECU調整 7524円
1日1時間の運転で20日に1回ほどアイドリング中に2秒ほどの間に30rpmになって、また戻るという症状が出ていたためついでなので依頼
・ギヤオイル交換 15675円
DCTは3万kmでの交換が推奨とのことで交換(ATなら10万km)。発進時に気を使ったアクセルワークをしないと、時々ガガガとクラッチが上手く繋がらないような症状が発生しており、これは走行距離3万km程度でないと改善しないかもと言われたが、改善した。ボルボ等専門店より5000円安かった(部品費同額)
・ミッションオイル 30932円
・ATフィルター 8799円

2020/11 エアエレメント交換
3700円 amazon
インテークスロットル洗浄でもアイドリングが安定しないので交換する事にした。最安品より数百円高いが、みんからで使っている人が多かったMANNのC35177にした。使用済みの純正よりやや重かった。

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楽天で購入

 交換方法は下記参照

 

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ボルボ S60 カーレビュー - leisuresmartlifeのブログ

ボルボ S90 カーレビュー - leisuresmartlifeのブログ

 

1000ps越えの普通車、馬力ランキング

記載条件:各車種で最も高い出力のグレードの車を記載
例         :ヴェイロン(1001ps)は記載せず、ヴェイロン スーパースポーツ(1200ps)のみ記載



8位 ゼンヴォ・オートモーティブ ゼンヴォST1 1119ps 1430Nm*1f:id:leisuresmartlife:20200419223955j:plain


7位 ブガッティ ヴェイロン 1200ps 1500Nm*2


6位 ヘネシー ヘネシーヴェノムGT 1261ps 1745Nm*3
車体はロータスエキシージをベースにしている

 

5位 シェルビースーパーカーズ アルティメットエアロ 1287ps 1508Nm*4

 

4位 ケーニセグ アゲーラ 1360ps 1371Nm*5

 

3位 シェルビースーパーカーズ トゥアタラ 1369ps 1736Nm*6

 

2位 ブガッティ シロン 1500ps 1600Nm*7

 

1位 ヘネシー ヴェノムF5 1600ps 1759Nm*8

ボルボ S60 カーレビュー

レビュー対象

車種   :ボルボ S60 Drive 2011年式
車両情報 :Safety PKG(対人自動ブレーキやBLIS等) 、革シート、スマートキー
新車価格 :455万円
レビュー期間:5年、2015年~2020年
レビュー距離:7万km(スポーツ走行含む)
 

総評

総合評価:8点(10点中)
トランクには、買い物袋が倒れない様にするフックやパーテンションがあるなど所によっては気遣いがなされている。ロードノイズが気になるなど改善点はちょこちょこあるが、自分で簡単に改善できるか我慢できるレベルである。故障は多く看過できない。しかし、安全性が極めて高く、安全性を考えた場合はそれだけで選ぶ価値がある。
 

詳細レビュー

走行性能

〇加減速
加速は、ターボとはいえ1.6Lとは思えないほど十分である。しかし自動車税的に1.6Lより1.5Lの方が良かった。ターボラグはあるものの、キックダウンの時間ほどしかないので、そこまで気にならない。DCTの採用理由が燃費を目的にしているから、クラッチ保護のためだろうが、シフトアップにかかる時間がDCTとは思えないほど遅い。

急制動をかけると、つんのめった感じになり、ステアリング制御に神経を使うことになる。前後重量配分はそこまで悪くないので、ダンパーとサスが柔らかいためであろう。

〇走破性
垂直に登ると登りきった時に腹を擦るような上り坂に対し、斜めに登ることでそれを回避しようとすると、前輪の片方が完全に浮くことになるが、そんな場合でも浮いたなと思ってからすぐにそのタイヤにブレーキがかかることで、二駆でも不安を最小限に登りきることができた。

〇旋回性
旋回性能自体はいいが、このクラスのセダンとしてはロールが激しく能力を十分に発揮できていない。また乗員としても、非常に不快となるため、速度を余計に落とす必要に迫られる。

パワステの補助率を3段階で変えられるのは、個人の好みに合わせられるだけでなく、レジャーで疲れた後にも助かる。速度に応じて重さが変動するパワステのレスポンスが悪く、少し急激な減速をすると低い速度域に入ってもハンドルが重いままで少し驚くことになる。

〇駆動音
全くの偶然だろうが、加速時に高回転まで回すと、このクラスではトップレベルの気持ちのいいエンジン音が聞こえて、運転を楽しくしてくれる。

 

乗り心地

〇振動
路面からの入力は良く抑えられている。

〇静粛性
アスファルト路面(表面に細かい石の凸凹があり、転ぶと手が擦り切れそうな路面)を走ると、「ゴー」というロードノイズが非常にうるさい。純正のミシュランプライマシー3は、硬化ひび割れが早く、そのうるささを助長させている。ダンロップVEURO VE303にしたところ、かなり改善された。
エンジンマウントなどの劣化により、新車登録から6年ほどで回転数よっては、ダッシュボードの右側から、稀にカタカタと耳障りな音が聞こえ、ステアリングも共振する。

〇シート
革シートは鞣しがしっかり施されていて肌触りが良く、サイドサポートもしっかりしている。シートの上下前後方向の可動域が大きいので、スポーティに乗りたいときはかなり目線を落とせ、後席に人を乗せる時は助手席を潰す勢いで後ろを非常に広くできる。

 

安全性

 IIHS TSP+では全試験項目で最高評価を得ており、Euro NCAPでも優秀な成績をとっており、ミリ波とカメラによる自動ブレーキを搭載しており、2015年時点において間違いなく世界一安全な車と言える。ただ、走行車への注意喚起のためトランクを開けた時に三角表示板の反射部の一部を見せるようにしていない、まだ改善の余地は多々ある。

見通しの悪い角から出る時に、車のフロント部についたカメラで左右の確認ができ、それが左右分割表示なのは感覚的に理解しやすく良い(2代目XC90以降につけられたカメラは、360°になったので、フロントだけを表示した場合でも左右分割表示では無いので感覚的に理解しにくい)。

ACCの設定は直観的で分かりやすいが、渋滞や信号などで以前から完全に停車している車や、前走車や自車が車線変更したその先に以前から止まっている車には、ボルボに限らずACCが反応しないので注意が必要である(但し2代目XC60以降、カメラが認識できる場合は止まる)。また、ACC作動中のカーブでは、前走車がいないかロストした時には、アクセルをオフにするか進入速度以上にならない様に改善するべきである。

ワイパーの最大速度がやや遅い。

良くない所も含め、ボルボの安全性に関する詳細は↓

ユーティリティ

〇スイッチ・ナビ・オーディオ
ナビやオーディオ操作の時に使うステアリングにある選択や決定のボタンが、ローラーになっていてコロコロ回して選択、ローラーを押して決定というのが、選択肢が豊富な時にぽちぽち何度もボタンを押して候補を移動させる必要がなく、非常に便利である(2代目XC90以降は無くなって残念である)。

リアシートなどからでもナビやオーディオ操作ができるように、家庭用テレビのリモコンの様な物があって便利である。

センターコンソールのハザードとエアコンの風量ダイアルを逆にしてハザードを運転席側に持ってくるべきである。これは右ハンドル車だからという事ではなく、左ハンドル車でも同様に使いづらくなっている。

2015年以降のモデルは、ナビの地図情報をUSBで更新できるようになっているが、2014年前のモデルでもディーラーでその機能をインストールし、2015年以降のモデルと同様にUSBからインストールできるようになるのは素晴らしい。しかし、ナビ画面が小さく、テレビの画質が悪い。また、HDDナビ(デンソー製)とは思えない程に反応が遅く、ナビの施設検索時の各施設表示の順番に一貫性が無く不便である。更にTVをつけて走行している時は、番組情報を映すのではなく、ナビ画面に移行させるべきである。

走行距離/時間と平均燃費を表示させられる機能は便利である。また毎回リセットせずとも、連続4時間以上電源OFFの場合に自動でリセットされるのも良い。但し、消費燃料も表示してくれると、交通費の割勘などの時に便利である。

〇積載性
ランクルーム中央部を支点に垂直に立てられるパーテンションがあり、その板にゴムバンドとフックが付いており、買い物袋等をかけておけるのが非常に便利である。レディースのゴルフバッグやメンズのスモールサイズのゴルフバッグだけだがトランクルームに横置きにできるのが良い。

6:4トランクスルーはありがたいが、センターシートのトランクスルーはスキーに行く自分でも使った事はない。

〇小回り
最小回転半径は、そこまで気になる事はない。

〇その他
鍵の「i」(インフォメーション)ボタンで、車のロック状況などが確認できるのは非常に便利である。鍵の防犯ブザー機能もいいと思うが、突起を付けた方がより良い。

スマートキーをオプションにして、1850mmの機械式駐車場で車庫証明が取れる様にした気遣いは素晴らしい。

外した燃料キャップをひっかけるのが、非常にやりにくい。

デイライトを推進しているのかもしれないが、オートライト機能も付いていた方が良い(2013年モデルから搭載)。

シックカー症候群防止のための乗車時自動換気機能はありがたいが、夏場の換気にも役立つのでわざわざ4年で作動しなくなるようにしないでくれた方がありがたい。

エアコンフィルターでPM2.5のカットに気を利かせられるなら、ガラスのUVカット率を告示して欲しい(サイドガラスは運転席部も少し着色が入っているので、ある程度はUVがカットされていると思われる)。

昔からあるが、ボルボのフロントガラスにあるクリップは何かと役に立っている。ドアポケットがあれば車から出る際にパーキングチケットを忘れずに済むので、ドアポケットは運転席にだけでも付けてくれるとありがたい(ボルボ用のドアポケットが社外品である)。

シートメモリは2つで十分だと思う。

 

 デザイン性

サイドから見た時に、前輪が少しAピラーに近く窮屈な印象を受けるデザインではあるが、Cピラーとトランク上部によるラインに角を設けない事で流麗なデザインに仕上げている。また、リアランプによるデザインが上手い。

フロントシートの下のエアコンの吹き出し口(三角のプラスチック部分)が助手席を最大限前にするとが目立つので短くした方が良い。
鍵のデザインが安っぽい(キーカバーに見えないカバーが社外品である)。

2013年くらいまでのモデルは、プロトタイプなのか、アンビエントライトはあるものの、手抜き感が伝わる。

 

故障経験・整備性

〇故障
故障は、致命的ではないものの多々発生している。
故障の詳細や維持費については下記を参照 〇整備性
バッテリー交換の際に、バッテリーを固定しているクランプボルトが奥深くにあり、エクステンドレンチで緩めないといけないのは非常に不便である。
ワイパーのゴムだけ交換できず、ブレード毎になるのは無駄である(互換品のブレードを買えばゴムだけ交換可能)。

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現代 アクセント セダン カーレビュー

レビュー対象

車種   :現代 アクセント セダン 2015~17年式
車両情報 :6MT、ガソリン車、右ハンドル、オーストラリア販売車
新車価格    :170万円
レビュー期間  :2週間、2017年
レビュー走行距離:0.6万km(未舗装路含む)
 

総評

総合評価:3点(10点中)
安さでとりあえず買われているといったレベルで、シートの疲れにくさとホールド性の両立などプラスαの付加価値を持たせる良いところもあるが、ワイパーがAピラーとぶつかって音が出る等、基本的な事が全く出来ていない。
 

詳細レビュー

走行性能

〇加減速
5速と6速のギア比が近すぎて6速がある意味がなく、6速で100km/hを巡行すると3000rpmを越えてしまい、うるさい上に、エネルギー変換効率を無駄にしている。非力ではあるが、感覚的に2500回転でも120km/hを維持できるくらいの力はあるはずである。しかし、それでも燃費は良い。

走行距離3.5万km未満でもクラッチが非常に繋がりにくい。

〇旋回性
タイヤのせいか、グリップが効かない。  

〇駆動音
運転を楽しませてくれるようなエンジン音ではない。

 

乗り心地

〇振動
サスやダンパーが固いというわけでは無いが、ダンパーのストロークが短いのか、割とならしてある赤土の未舗装路であっても、角のあるショックがほぼダイレクトに伝わる。

剛性が全くなく旋回時などは軽自動車に乗っているようだが、ホイールベーストレッド幅がある分、幾分落ち着いている。

〇静粛性
100km/hくらいで走行していると、ワイパーの慣性と空気抵抗でにより、ワイパーがAピラーに毎回ぶつかり、非常にうるさい。

エンジン音の遮音性は、このクラスの平均的、もしくはやや劣る。しかし、ロードノイズなどはタイヤが細いことも、このクラスの平均よりは良い。

オーディオなどの備え付けが甘く、未舗装の道に入るとミシミシガタガタとうるさい。

〇シート
長時間運転していても、どこか特定の部位が痛くなることもなく、疲れることもない。しかしホールド性も十分であり、非常に高い次元で両立を取っている。 

 

安全性

アメリカの交通事故調査で10万台当たりの死者数の多さが、TOP3に入るレベルで安全性が低いと指摘されていた。
勿論、先進安全装備も無ければ、カーテンエアバッグも無い。 しかし、安心感という面では軽より良い。

 

ユーティリティ

〇スイッチ・ナビ・オーディオ
左ハンドルの方が売れているはずだが、ウィンカーレバーが右にあるのは素晴らしい。

オーディオの音質は、軽レベルで悪いが価格相応とも言える。

〇積載性
トランクが半自動になっていて、車内でレバーを引くとトランクが開くのは便利である。更に閉める時にも、全くと言っていい程に力を入れなくていいのも素晴らしい。しかし、トランクだけを開けるときに一々車内のレバーを引かないといけないのは面倒である。

〇その他
未舗装(赤土)の道を走ると、エアコンを車内循環にしても、マスクが無いと息ができない程に砂埃が入ってくる。オーストラリアは、その様な未舗装路の道が多い地域もあるので、オーストラリアで売っている以上はその点へのある程度の配慮も不可欠である。

 

 デザイン性

短い全長でセダンを作ると、長さ方向に潰した感じでダサくなりがちだが、クーペルックにしたり、サイドにプレスラインをしっかり設けたりして、ダサさを感じさせないようにしている。

 

故障経験・整備性

〇故障
・走行距離約3.5万km
タコメータが0rpmから動かなくなり回転数を表示しなくなったが、エンジンをかけ直したところ元に戻った。

・走行距離約4万km
エンジンの警告ランプが点灯し、エンジンを何回かけ直しても消えなかったが、2時間ほどで勝手に消えた。

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